美人のミニバッグには多分マカロンしか入らない
美人ほど荷物が少なく、ブスほど荷物が多いらしい。
理由は簡単。美人は助けてもらえるからだそうだ。
食後にガムが食べたくなったら、周りの人に貰えばいい。携帯の充電が無くなっても、大丈夫。人は美人に喜んで充電器を差し出す。
だから美人は小さくて何が入るのか分からないレベルの大きさの鞄を下げて歩くのだ。
まじでちっちゃい鞄。パースって言うんだっけ?何が入るんでしょうか。
一方ブス。こちらに関しては(当事者中の当事者なので)非常に説明がしやすい。
ブスは大きなトートバッグかリュックサックを持ち歩く。ガムを持ち歩き、なんなら無くなった時用に予備のガムをも忍ばせ、挙げ句の果てには予備のガムが無くなったとき用に予備の予備のガムを携帯する。備え方が異常。
充電器ももちろん持っているし、普通のティッシュもウエットティッシュもある。
基本的に困っても周りは助けてくれないから自分でなんとかする、という精神で生きている。
私の場合、大きなトートバッグと大きなリュックサック、その両方を持って出かけることが多い。初対面の人とかには普通に驚かれるし、普通にいじられる。「野宿でもするんですか?」とか言われる。むかつくけど、いつでも休めるように、と座布団とか持って歩いてた時期もあるから否定しにくいのも事実だ。
ただ、皆さんに是非覚えていてほしいことは、「ブスは荷物が多いが、必要なものは何一つ持っていない」ことである。荷物が多いからいろんな場面で頼られるけど、必要なものは全然持ってない。
この間も友人が指先を紙で切ってしまって絆創膏が必要だったのだけれど、私のでかい荷物の中から絆創膏は一枚も出てこなかった。
ここからは余談になるが、そんな中で美人の小さな鞄の中から絆創膏が出てきたのは内緒だ。10分くらいかけてガサゴソと荷物をあさり、結局収穫ゼロだった私をみて、美人は私にサッと絆創膏を渡した。それも、指を切った友人には見えない位置で、である。
受け取った絆創膏を、私は指を切った友人に渡した。
あーーーーー、美人は中身までも美人だった。完敗。
マカロンしか入ってないとか言ってごめん。
よくブスvs美人みたいな構図が話題にされるけど、そんなことない。
ブスも美人が大好きです。