そう、全てはデスティニー
就活に追われ、全くブログをかけませんでした。ちなみにまだ追われてます。絶賛鬼ごっこ中。感覚的には完全私が追ってる側なんだけども。みんな逃げ足が速くて誰も捕まらない。相手(企業)たちはウサインボルト並みのスピードで逃げていってます。
まあそんなことは良いとして。
突然だが、私の長年の夢を発表したいと思う。
「銀河と時をつかさどる翼の折れた堕天使になりたい。そう。この世はエンドオブザワールド」
(大丈夫。ちゃんと説明します。)
簡単に言うと、厨二病になりたい。
私は、なんというか、おっちょこちょいだ。正確に言うと、頭が悪く要領も悪く、失敗が多い。
でもこれまで割と真面目に生きてきたんじゃないかと思う。そんな中、幸か不幸か厨二病を避けてきてしまった。
そして今、是が非でも厨二病になりたい。
ただ、いきなり厨二病を装っても、嘘だとバレてしまいそうだ。しかも就活で試すのはリスキーすぎる。
当日。
英語でLOVE&PEACEと書いてある黒いワンピースを着用。ちなみにこれは厨二病になるために買ったのではない。もともとの私の趣味である。「ダサい」とか「意味不明」とかの苦情は、心の中にしまっておいていただけるとかの嬉しい。
靴は安物のスニーカー。一応こちらも黒で揃える。
家を出てすぐに、「私は翼の折れた堕天使!」と自己暗示をかける。そして近所の犬になぜか激しく吠えられる。
さあ、駅の改札で待ち合わせ。
ドキドキしながら友人を待つ。白いワンピースで現れた友人は、
「久しぶり!Anne、変わらないねー!」
という第一声を私に浴びせた。
厨二病感、ツタワラナカッタ…!
Anneに30のダメージ。
友人とはご飯を食べながら、その子の恋愛話をして別れた。一応私もお得意の(架空の)彼氏の話で応戦した。私の(架空の)彼氏とは、現在倦怠期だが週に一度は会う関係(の設定)である。彼氏の愛称は「けんちゃん」(の設定)である。
結局、厨二病は一切出すことができずに終わった。
残ったのは敗北感のみ。
友人は「チャオ!」と言ってから帰宅して行った。よくわからないが、イタリアかどこかの挨拶らしい。
彼女の方が、よっぽど厨二病っぽかった。
家に帰ると、玄関に見慣れたネックレスを発見した。
私のドクロのネックレス。
一番厨二病らしいアイテムを忘れていたことにその時初めて気がついた。
これだ。
まだリベンジの余地がありそうだ、と私はほくそ笑むのである。