anne135のブログ

もうアラサーです。モテないアラサーの独り言。多分フィクションです。多分…。

Let's 妥協!私で妥協しよ!


指定された居酒屋に到着する。
そこにいたのは、私の友人の女子1人(ヒトミ)と見知らぬ男子2人。

あっ、騙された。

私は瞬時に状況を理解する。
今日は女子会と聞いていたのに。

「ごめ〜ん!今日A子たち来れなくなっちゃった!それで、メンズに来てもらいました〜!」
どう考えても嘘の報告をニコニコ笑顔でしてくるヒトミ(なかなかの美人)。
私は超単純な性格ゆえに友人たちから騙され慣れているので、あまり驚かなかった。
「ああ、またか」くらいの感じ。 
でもそのメンズとやらが落胆の表情を浮かべているのだけは許さない。私、来たくて来たんじゃないからな?学習能力がなくて騙されちゃっただけだからな?

ヒトミも、男子2人のうちの1人とは初対面ということで、みんな自己紹介をすることになった。
私はとりあえず先陣を切ることにした。ブスがウジウジしてると、ムカつくでしょ?その位は心得ている系ブスである。
「Anneです。ヒトミと同じ高校でした。趣味は料理とバドミントンです。よろしく!」
はい、メンズ、まるで興味を示さない。大丈夫〜?生きてる〜?元気出してこ〜?

次はヒトミ。
「ヒトミです!Aくん(男子2人のうち1人)と同じバイト先でーす。趣味は〜えっと、、、チワワです♪」
メンズ、「あ、俺もチワワ好き!」とか「可愛いよね〜」とか言ってる。
私はおかしいだろ、趣味チワワて。日本語下手か!と心の中でツッコむ。Why Japanese people???!!!!
私なんて趣味料理って男子ウケしそうなこと言ったのに。なんなら料理ほとんど出来ないのに、ちょっとした嘘ついてみたんだけども。

それから先も、メンズはヒトミに食い付いてた。私の声は多分、聞こえてなかった。なんだろね、周波数か何かの違いかな?ほんと、聞こえてないみたい。
結局最後まで、私の声は彼らにほとんど届かなかった。

それでもお会計は男子たちが出してくれた。それまで悪魔にしか見えなかった彼らが、天使に見えた。
全員でLINEを交換したから、帰宅後、男子たちにお礼のLINEをした。

ちなみに、一週間たった今も、返信なし。彼らの安否、不明。既読マークが何かを物語っている気がしないでもないが、あえて考えないことにする。
隊員、応答せよ、応答せよ…!


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