anne135のブログ

もうアラサーです。モテないアラサーの独り言。多分フィクションです。多分…。

秘境の地へ、いざ。

友人「行く?入ってみる?」

私「え〜、なんか怪しそう。やめとこう。」

 

友人と、とある店の前を通る度にこんな会話をし続けていた。しかし先日、一年以上入店を拒否していたその店に、私たちはついに足を踏み入れることにしたのだ。

駅からほど近いビルのエレベーターで4階まで上がる。エレベーターを出た瞬間、私と友人どっちが先に入店するかで揉めた。だって怖いから先に入りたくないんだもん。

アラサー同士のくせにそこそこ真剣に揉めて、最終的にじゃんけんで決めた。敗者、私。 

なぜかこういう時のじゃんけんはだいたい負ける。

 

おそるおそる自動ドアの前に立つと、ドアは勢いよく開き、明るい店内が見渡せた。

会員登録や精算を行う機械やドリンクバー、たくさんの漫画が目に飛び込んでくる。

 

そう、ここは漫画喫茶だ。

 

漫画喫茶、いや、もしかしたらインターネットカフェなのかもしれない。その辺の違いはイマイチ分からない。なにせ初めてなんだから、漫喫に入るの。

 

漫喫ごときで何をガタガタ言ってるんだ、と思われるだろう。そう思われても仕方ない。ダサめのアラサーが2人でビビるような場所ではないはずだ。

でもさ、失礼を承知で言うけどさ、漫喫って勝手にヲタクの集会所みたいなところだと思ってたんだよ。

薄暗くて、プロのヲタク(プロのヲタク?)がいっぱいいて、満喫の暗黙のルールみたいのがいっぱいあって、そのルールを知らずに破ると容赦なく駆逐される、みたいな。そんなイメージ。

それかお金のないカップルがラブホテルの代わりに…ゴホッゴホ。

 

とにかくそんなイメージだったから、今回初めて実際に漫喫に入ってみて驚きまくった。

めちゃめちゃ明るいし、ソフトクリーム食べ放題だし、お客さんも全然怖そうなタイプじゃない。

案内されたのは鍵付きの個室で、金欠の私たちは1つのブースに2人で入ったんだけど、なかなか広い。2人でも余裕。多分丸まったり、細くなったりしたら6人くらいは入れそう。そこまでして6人で入る意義を問われると困るけど。

 

早速ドリンクとソフトクリームを山盛りもってこようと友人と意気込んでドリンクバーに向かう。

すごい。今回はすぐに気がついた。

オートロックなのにカードキーを部屋においたまま出ちゃった。締め出されました。

私のブログを読んでくださっている優しい方はデジャヴですね。

はい、みんなで言ってみましょう。

デジャヴーーーーーー!!!

 

でも今回はもう締め出され慣れてたし、友人も一緒だったので全然大丈夫。

(精神的には全然大丈夫だったんですけど、部屋に戻れないのは普通に大丈夫じゃなかったので、店員さんに開けてもらいました。)

 

店員さんごめんなさい。今度ソフトクリームでも奢るね。