anne135のブログ

モテない女子大生の日常。

Lisa先生の苦悩

今は何でも「グローバル」の時代らしい。

企業の説明会でそう言われたから、多分本当。
「はいはい、グローバルね」って笑顔で頷いてはみたものの、実はあんまりグローバルというものに親しみがない。「覚えてないけど前に廊下ですれ違ったことあるかも」位の親密度。

とりあえず私の頭の中ではグローバル=英語が話せる人だったから、オンライン英会話なるものを始めてみた。思い立ったが吉日である。

本当は近所の英会話スクールにでも通おうと思っていた。でも英語って、イケイケノリノリクールピーポーの言語だと信じていたから、怖くてスクールに出向くことは出来ない。そんなわけでオンラインでやることにしたのである。

講師はフィリピンの女性。「ハロー」と言われただけで硬直する私を見て、先生も驚いていた。
でもさすがはプロ。すぐに何事もなかったかのように、「How are you?(元気ですか)」と聞いて話を進めてくれる。
何を間違えたか、「20 years old!!!!!」と勢いよく年齢を答える私。しかも20歳じゃないのに。テンパるあまりに。無意識に嘘をついていた。ごめんね、Lisa先生。
先生は観念したのか、一気に会話のレベルを下げる。猿の絵を見せてくれて、私が「モンキー」と答える。リンゴの絵を見せてくれて、私が「アポー」と答える。Lisa先生、拍手で褒める。べた褒め。ぶどうの絵を見せてくれる先生。「マスカット!」と答える私。流れる沈黙の一時の後、Lisa先生は弱々しい声で「グレープ…ノーマスカット…グレープ」とグレープの霊に取り憑かれた人のように呟いていた。
小学生レベルの英語をひとしきり楽しんでいると、すぐに制限時間となってしまった。先生が次回の予約方法や、今日の私のフィードバックをしてくれる。でもほぼ聞き取れないから、「オーケー!」と「サンキュー!」の連続コンボで返す。

レッスンを受け終わると、ドッと疲れが出た。でもLisa先生にまた予約をしなければ思い、ホームページを開く。
そこで先生のプロフィールには、18歳と記載されているのに気がついた。年下だった。年下に、「モンキー!」って言って褒めてもらってた。ぜんぜんオーケーじゃなかったわ。

しかも先生、Lisaじゃなくて全然ちがう名前だった。見た目だけで勝手に名前つけて呼んでた。だってリサっぽい顔立ちだったんだもの。

先生の苦労が思いやられる。

結局、オンライン英会話は二度とレッスンを受けずに退会してしまった。グローバリゼーションが進むグローブのグローバル社会に住んでいるのだから、もっとグローバルに生きたい。グロっちゃいたい。
もうそろそろグローバルという言葉に胸焼けがしてくる頃かと思うので、今日はここまで。

広告を非表示にする